カフェを開業すると、
「どうすれば常連さんが増えるんだろう。」
と考える人は多いと思います。
でも私は、「常連さんを増やそう」と意識して営業したことは、ほとんどありません。
3年間営業して感じたことを書いてみます。
① 常連さんは最初からいました
開業して間もない頃から、週に2〜3回来てくださるお客様がいました。
その方は半年ほどで来られなくなりましたが、その後もいろいろな常連さんと出会ってきました。
数か月だけ頻繁に来る人。
数か月に一度顔を出してくださる人。
週に1〜2回、2年以上通ってくださっている人。
常連さんにもいろいろな形があります。
② 圧倒的に近所の方が多い
私のお店の常連さんは、ほとんどが近所の方です。
少なくとも区内に住んでいる方や、近くの会社に通勤している方が多いです。
朝に立ち寄る方。
仕事帰りに寄る方。
近所に住んでいる30〜50代の方。
特にご高齢の方は、やはり「近いこと」がとても大きいと感じています。
③ 常連さんを増やそうとはしていません
最初の頃は、お客様の好みや地域の需要を知りたくて、こちらから話しかけることもありました。
でも今は、お客様から話しかけていただくことの方が多いです。
私は元薬剤師なので、人の話を聞くことには慣れています。
薬局では必要な情報を聞き取ることが仕事だったので、その経験は今も役立っているのかもしれません。
④ 試食はお願いするけれど、割引はしない
常連さんだからといって、割引はしていません。
ただ、新商品の試食をお願いすることはよくあります。
常連さんは、率直な感想を言ってくださるからです。
初めて来た方は「美味しいです」と言ってくださることが多いですが、常連さんは改善点も教えてくれます。
賞味期限が近い商品を「よかったらどうぞ」とお渡しすることはありますが、特別なサービスをしているという感覚ではありません。
⑤ 新商品は常連さんの楽しみになる
店内を利用される常連さんは、居心地の良さを楽しんでくださっている方も多いと思います。
一方で、テイクアウトのお客様は新商品を楽しみにしてくださる方が多いです。
毎回同じ商品だけでは飽きてしまいます。
だから私は、毎月新商品を出すようにしています。
👉 詳しくはこちらカフェのメニューは何種類必要?ワンオペ店主が考えるメニュー構成
⑥ 常連さんは少しずつ入れ替わる
常連さんは、一度できたらずっと来てくださるわけではありません。
引っ越し。
転勤。
時には、ご家族から亡くなったことを教えていただくこともありました。
少し寂しいですが、それも長く営業していると経験します。
一方で、新しく常連になってくださる方もいます。
3年間営業して感じるのは、常連さんは少しずつ入れ替わりながら、お店は続いていくということです。
⑦ 居心地が合う人が自然と残る
常連さんには、ゆっくり過ごしたい方もいれば、お話を楽しみに来られる方もいます。
趣味が合って、お店の外でも一緒に出かけるようになった方もいます。
でも、それは最初から作ろうと思ってできた関係ではありません。
お店の雰囲気に合う方が自然と残り、お互いに無理のない距離感ができていく。
3年間営業して、そんなふうに感じています。
まとめ
常連さんを増やそうと意識したことは、ほとんどありません。
居心地を良くすること。
新商品を楽しんでいただくこと。
話しかけられたら、きちんと話を聞くこと。
そういう積み重ねの結果、自然と常連さんが増えていったのだと思います。
常連さんにもいろいろな形があります。
だから私は、「毎日来てくださる人」を常連さんだとは思っていません。
その人に合ったペースで、「また来よう」と思っていただけることが、一番うれしいことだと思っています。
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