派遣薬剤師を続けながらカフェを開業するまで|約2年間の準備と流れ

私は正社員を辞めたあと、すぐにカフェを開業したわけではありません。

開業まで約2年間、派遣薬剤師として働きながら準備を進めました。

この記事では、その約2年間に実際に行ったことを時系列で紹介します。


退職後すぐに派遣薬剤師を始めた

正社員を退職して関東へ戻ったあと、すぐに派遣会社の担当者と初回の面談をしました。

派遣先との面接ではなく、希望する勤務条件などを確認するための面談です。

面談後すぐに勤務を開始し、最初は単発派遣で働きました。

その後、2か月契約の派遣先へ切り替えました。

派遣という働き方は初めてだったので、最初は流れがよく分かりませんでしたが、2か所目で働く頃には契約や勤務開始までの流れにも慣れてきました。

最初に登録した派遣会社はサポートがとても手厚く、派遣先によっては勤務初日に担当者が同行してくれることもありました。

また、数か月ごとに退勤後の定期面談もあり、細かく説明してもらえる安心感はありましたが、私には少し手厚すぎると感じる部分もありました。


関東へ戻って数か月後にスクールへ入学

カフェ開業スクールへの入学手続きは、まだ浜松に住んでいる頃に済ませていました。

ただ、スクールは年2回しか開講されなかったため、関東へ戻ってから3〜4か月後に入学しました。

開業すると決めたものの、何から始めればいいのか分からなかったため、実際に開業した人から学ぼうと思ったからです。

スクールは1年間で、前期と後期に分かれていました。


前期は総合コースで創業計画書を作った

前期は総合コースを受講しました。

開業や経営について学びながら、卒業までに完成させる創業計画書を少しずつ作っていきます。

同時に、カフェメニューを作る実習も行いました。

食品衛生責任者と簿記3級はスクールへ通う前に取得していたため、この時期は開業準備そのものに集中できました。


後期はバリスタコースへ変更した

後期も創業計画書を仕上げながら、開業や経営について学びました。

それに加えて、受講するコースをバリスタコースへ変更しました。

もともとはカフェメニューの実習を続ける予定でしたが、自分のお店では食事をあまり提供しない予定でした。

それなら、エスプレッソマシンを扱えるようになり、バリスタ資格も取得できるコースの方が役立つと考えたからです。

結果的に、この判断は正しかったと思っています。

資格そのものよりも、毎週エスプレッソマシンを使って練習できた経験は、開業後もそのまま役立っています。


スクールに合わせて派遣先も変えていった

入学前、私が希望していた曜日は受講者が集まらず、別の曜日へ変更してほしいと連絡がありました。

そのため、最初に選んでいた派遣先では勤務日数が減ってしまうことになり、スクールへ通いやすい派遣先へ変更しました。

その職場は2か月で契約を終えましたが、その頃には「定期的に職場を変える方が自分には合っているのかもしれない」と感じるようになっていました。

後期にバリスタの授業が始まると、その曜日だけ1時間早く退勤できる派遣先を選びました。

スクールの日程に合わせて勤務先を調整できたことは、開業準備を進める上で助かった点の一つです。


派遣会社も途中で変更した

派遣を始めて約1年後、他社の派遣薬剤師も複数働いている薬局で勤務しました。

そこで、同じような仕事内容でも、別の派遣会社の方が時給が明らかに高いことを知りました。

現在も同じ条件とは限りませんが、当時の私はそれをきっかけに派遣会社を変更しました。

変更後は担当者と直接会うことは一度もなく、連絡は基本的にLINEや電話だけでした。

必要な連絡だけで済む距離感が私には合っていて、とても働きやすかったです。

派遣先を定期的に変える働き方や、派遣会社を乗り換えた経緯については、こちらの記事で詳しく書いています。

▶︎派遣薬剤師という働き方が意外と自分に合っていた話

スクール後半から物件探しを始めた

スクール後半になると、本格的に物件探しを始めました。

それまでも自分で物件情報は見ていましたが、この頃から不動産会社へ問い合わせたり、実際に内見へ行ったりすることが増えました。

候補地は東京、神奈川、千葉です。

毎週のように各地へ足を運び、条件に合う物件を探していました。

内装施工会社も最初は自分で探して問い合わせてみましたが、何をどう相談すればいいのか分からず、思うようには進みませんでした。

最終的にはスクールの講師から不動産会社と施工会社を紹介していただき、そこから本格的に話が進み始めました。

設計士さんとの打ち合わせも、この頃から少しずつ始めていました。

物件探しについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

カフェの物件を探して20件近く内見した話


カフェでもアルバイトを始めた

スクール後半には、講師から「飲食経験が少しあると、融資の際にも説明しやすいよ」とアドバイスをいただきました。

そこで約半年間、カフェでもアルバイトを始めました。

派遣薬剤師として働きながらスクールへ通い、休日は物件探しをして、さらにカフェでも働く生活です。

今振り返っても、この頃が一番忙しかったと思います。


スクールを卒業しても物件はすぐ決まらなかった

スクールは1年間で卒業しました。

創業計画書もほぼ完成し、開業準備も順調に進んでいました。

しかし、条件に合う物件がなかなか見つかりませんでした。

スクールを卒業した後も約半年探し続け、ようやく契約できる物件に出会いました。


物件が決まってから開業準備が本格化した

物件が決まった後、日本政策金融公庫へ創業融資を申請しました。

融資が決定してから物件を本契約し、開業へ向けた準備が本格的に始まりました。

設計士さんとは物件が決まる前から打ち合わせを進めていたため、内装の方向性はある程度決まっていました。

そのため、物件が決まってからは店舗に合わせた細かな調整を行い、工事を進めてもらいました。

融資については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

飲食未経験でも日本政策金融公庫で1000万円の創業融資を受けた話


開業1か月前まで派遣薬剤師を続けた

派遣薬剤師は、開業約1か月前まで続けました。

開業が近づいた頃には、予定を調整しやすい単発派遣へ変更しました。

といっても、毎回違う薬局へ行くのではなく、同じ薬局で入れる日に勤務する形です。

5月末で派遣の仕事を終え、その後、店舗の近くへ引っ越しました。

引っ越した頃には内装工事もほぼ終わっていたため、設備や備品をそろえたり、試作をしたりしながら開業準備を進めていきました。

そして6月にカフェを開業しました。


まとめ

正社員を辞めてからカフェを開業するまで、約2年間かかりました。

派遣薬剤師として働きながら、スクールへ通い、物件探しや開業準備を進めていきました。

途中で派遣先を変えたり、スクールの日程に合わせて勤務先を調整したり、開業直前には単発派遣へ変更したりと、その時々の状況に合わせて働き方も変えてきました。

派遣薬剤師という働き方だったからこそ、仕事を続けながら約2年間かけて開業準備を進めることができました。

これが、私が派遣薬剤師として働きながらカフェを開業するまでの約2年間です。

実際に利用したファルマスタッフ(メディカルリソース)とファル・メイトの違いは、こちらの記事で比較しています。

ファルマスタッフ(メディカルリソース)とファル・メイトを比較|約2年間の派遣薬剤師体験談

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