個人事業主に事業用カードは必要?信金の個人カードでカフェを運営して困らなかった話

個人事業主として開業すると、事業用の銀行口座だけでなく、法人カードやビジネスカードも作った方がいいのか迷うことがあります。

私は小さな個人カフェを経営していますが、開業時から使っているのは信用金庫の事業用口座と、事業専用にした個人カードです。

仕入れのほとんどをそのカードで支払い、口座とカードをマネーフォワード クラウドに連携しています。この方法で経費管理に困ったことはなく、今のところビジネスカードへ変更する予定もありません。

個人事業主だからといって、必ずビジネスカードが必要というわけではありません。この記事では、私が実際に行っている管理方法と、これから経費用カードを選ぶ場合のポイントをまとめます。

開業時に信用金庫で事業用口座を作った

開業時には、信用金庫で事業用口座を作りました。

当時は、開業後に追加で融資が必要になる可能性もあると思っていたので、地域の信用金庫を選びました。結果的に追加融資は必要ありませんでしたが、その口座を現在も事業用として使っています。

口座を作ったときに、クレジットカードも一緒に作りました。

個人事業主になってからだとクレジットカードを作りにくくなることもあると聞いていたため、開業時に作っておこうと思ったのが理由です。

実際には個人事業主だからカードが作れなくなるわけではなく、審査基準はカード会社によって異なります。

個人カードを事業専用にしている

私が使っているのは法人カードやビジネスカードではなく、一般の個人カードです。

ただし、このカードは事業専用にしています。プライベートの買い物には使っていません。

個人事業主の場合、個人カードで支払った事業の支出も経費として処理できます。私はカード自体を事業専用にすることで、プライベートの支払いと混ざらないようにしています。

なお、個人向けカードを事業の支払いに利用できるかは、カード会社によって条件が異なります。利用する場合はカード会社の規約を確認してください。

仕入れはほとんどクレジットカード払い

カフェでは、材料や消耗品などの仕入れが継続的に発生します。

私はカードで支払えるものは、ほとんど事業専用のカードで支払っています。振込指定の取引先だけ、事業用口座から振り込んでいます。

支払い方法はかなり単純です。

  • カードで払える経費 → 事業専用の個人カード
  • 振込指定 → 事業用口座
  • プライベートの支払い → 別の口座・カード

事業とプライベートを最初から分けているので、後から明細を見ても判断しやすくなっています。

マネーフォワード クラウドに口座とカードを連携

経費管理では、事業用口座とカードをマネーフォワード クラウドに連携しています。

カードの利用明細や銀行口座の入出金を取り込めるので、私の場合はカードの種類より、マネーフォワードと問題なく連携できることの方が重要です。

現在まで連携で困ったこともなく、この方法で経費を管理できています。

マネーフォワード クラウドを実際に使った感想はこちらで紹介しています。

ビジネスカードがなくても困らなかった

私は一人で店を経営しているため、従業員用の追加カードは必要なく、利用限度額にも困っていません。事業専用の個人カード1枚で足りているため、今のところビジネスカードへ変更する予定はありません。

一方、従業員用の追加カードが必要だったり、大きな利用限度額が必要だったり、経費精算などの事業向け機能を使いたかったりする場合は、ビジネスカードを選ぶメリットがあります。

事業の規模や使い方によって、必要なカードは変わります。

これから経費用カードを選ぶなら何を見る?

私は開業時に信金で作ったカードをそのまま使っているので、ポイントや特典を比較して選んだわけではありません。

これから新しく選ぶなら、確認したいのは主に次の項目です。

  • 年会費
  • 通常のポイント還元率
  • 会計ソフトとの連携
  • 利用限度額
  • 明細の反映
  • 事業利用の条件

特に店舗経営ではカードの利用額が大きくなりやすいので、通常還元率は意外と差が出ます。

例えば毎月20万円をカードで支払う場合、単純計算すると、0.5%還元なら年間約12,000円相当、1.0%なら年間約24,000円相当です。

年間では約12,000円の差になります。

実際の付与額は、ポイント対象外の支払いや利用先ごとの還元率、ポイントの交換価値などによって変わります。

期間限定の入会特典だけでなく、普段の還元率や年会費、経理のしやすさまで見て選ぶ方が長く使いやすいと思います。

新しく選ぶなら個人カードとビジネスカードの両方が候補

私のように個人カードを1枚事業専用にする方法もあれば、最初から個人事業主向けのビジネスカードを作る方法もあります。

例として、特徴の違う2枚を比較すると次のようになります。


リクルートカードマネーフォワード ビジネスカード
種類個人カード事業用カード
年会費無料年1回以上利用で無料※
通常還元率1.2%1%
特徴通常還元率が高めマネーフォワードとの連携
選ぶ基準還元率を重視経費管理を重視

※1年間利用がない場合は年会費1,100円(税込)。料金や還元条件は変更される可能性があるため、申込時に最新情報を確認してください。

リクルートカード|通常還元率1.2%

リクルートカード⁠は、年会費無料の個人向けクレジットカードで、通常のポイント還元率は1.2%です。

毎月の仕入れ額が大きい場合、通常還元率の高さは比較する理由になります。

リクルートカードの詳細を公式サイトで確認する

マネーフォワード ビジネスカード|経費管理を重視する場合の候補

マネーフォワード ビジネスカード⁠は、個人事業主も申し込める事業用カードです。

通常1%還元で、マネーフォワード関連サービスの支払いは3%還元。年1回以上利用すれば年会費は無料で、1年間利用がない場合は1,100円(税込)です。

マネーフォワード クラウドとの連携を前提にカードを選びたい場合は、比較しやすい選択肢です。

私は現在のカードでも問題なく連携できているので乗り換える予定はありませんが、今から事業用カードを作るのであれば候補に入れると思います。

マネーフォワード ビジネスカードの詳細を公式サイトで確認する

後払いではなくデビットカードで管理する方法もある

経費用のカードには、クレジットカード以外にデビットカードもあります。

例えば、GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座⁠では、年会費無料のビジネスデビットカードを発行できます。

私はGMOあおぞらネット銀行を利用していないので、ここは公式情報をもとにした紹介です。

クレジットカードとの大きな違いは、利用すると原則として事業用口座からすぐに引き落とされることです。

翌月にまとめて請求されないので、口座に残っている事業資金を把握しやすく、使った分をその都度支払っていきたい人には分かりやすい仕組みです。

通常1%の現金還元があり、ポイントではなくキャッシュバックで受け取れるのも特徴です。一部、還元率が異なる利用先があります。

GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座を公式サイトで確認する

まとめ|私は事業専用の個人カードで十分だった

私は開業時に信用金庫で事業用口座を作り、一緒に作った個人カードを事業専用として使っています。

仕入れはほとんどカード払い。振込指定の支払いだけ事業用口座から振り込み、口座とカードはマネーフォワード クラウドに連携しています。

今のところ、この方法で経費管理に困ったことはありません。

これからカードを選ぶなら、個人カードを事業専用にする方法もあれば、最初からビジネスカードを選ぶ方法もあります。

仕入れ額が大きければポイント還元率も無視できませんが、私はそれ以上に事業とプライベートを分けやすく、会計ソフトで管理しやすいことを重視しています。

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