個人カフェ経営は厳しい?約3年間続けて分かった現実と続けるコツ

「個人カフェ経営は厳しい」とよく言われます。

約3年間営業してきた私の結論は、「厳しい部分はあるけれど、続けることは十分可能」です。

ただし、収入だけを重視するなら、おすすめできる仕事ではありません。

私は開業前に創業計画書を作り、売上や経費もかなり現実的に計算しました。最初から大きく稼げる仕事ではないことは分かっていました。

その上で開業したのは、「現実を知らなかったから」ではありません。

この記事では、約3年間営業して感じた現実と、今でも続けられている理由を書いていきます。

※開業を考えている方は、こちらの記事も参考にしてください。

個人カフェ開業に必要なもの一覧|約3年間使い続けている設備と費用を公開


個人カフェは本当に厳しいのか

私の答えは「厳しいけれど、想定通り」です。

飲食店、特にカフェは客単価が高くありません。

さらに席数にも限界があり、回転率も上げにくいため、売上を急激に伸ばすのは簡単ではありません。

そのため、お金を最優先に考えるなら、もっと効率よく収入を得られる仕事はたくさんあると思います。

私はそれを理解した上で開業しました。

だから「こんなに稼げないとは思わなかった」ということはありませんでした。


一番きつかったのは運転資金よりも気持ちだった

夏場は売上が落ちることも、開業前からある程度想定していました。

実際の売上も、大きく予想を外したわけではありません。

ただ、想像以上だったのは、運転資金が少しずつ減っていくのを見る精神的な負担です。

数字では理解していても、実際に口座残高が減っていくのを見ると、不安になります。

もしこれから開業するなら、一番伝えたいのは「運転資金には余裕を持った方がいい」ということです。

余裕があるだけで、冷静に判断できる場面が増えます。


半年くらいで辞めようと思った

開業して半年ほど経った頃、一度辞めようかと思いました。

理由は、労働時間と収入が見合わないと感じたからです。

営業だけでなく、仕込み、焙煎、掃除、事務作業など、一人でやることはたくさんあります。

毎日仕事をしている時間も長く、この生活をずっと続けるのは無理かもしれないと思いました。

ただ、開業前から「まずは1年続けよう」と決めていました。

半年で判断しても、まだ分からないと思ったからです。

そのまま続けると、売上は少しずつ安定し、気持ちにも余裕が出てきました。

結果として、「まあ、この働き方なら続けてもいいかな」と思えるようになりました。


小さい店だからこそ、すぐ動ける

個人店の強みは、判断が早いことです。

もし売上が思ったより伸びなければ、広告を出したり、Uber Eatsなどのデリバリーを始めたり、メニューを見直したりと、すぐに動けます。

小さい店は体力こそありませんが、方向転換はしやすいです。

逆に、「そのうち良くなるだろう」と何もしない時間が一番もったいないと思います。


長く続けるために意識していること

設備は、将来の選択肢も考えて決めました。

例えば、私は最初から3口コンロにしました。

当時は2口でも十分でしたが、「売上次第ではランチ営業を強化する可能性もある」と設計士さんから提案され、後から工事する方が大変だと思ったからです。

結果的に今でも3口をフル活用しているわけではありません。

それでも、後から変更するよりは良かったと思っています。

メニューも増やし過ぎないようにしています。

種類が多すぎると、お客様も選びにくくなりますし、私自身の負担も増えます。

今は季節商品を入れ替えながら営業する形が、自分には合っています。


私が今もカフェを続けている理由

「カフェが大好きだから続けている」と思われるかもしれません。

もちろん、コーヒーを焙煎したり、お菓子を作ったりするのは好きです。

しかし、生活できないほど収入が少ない働き方をしたいとは思っていません。

だからこそ、開業前には創業計画書を作り、現実的な数字で何度も計算しました。

その上で選んだのが、この仕事です。

一番大きい理由は、やりたくないことをやらない生活をしたかったからです。

会社員に戻れば、今より効率よく収入を得られるかもしれません。

それでも、人と働くことや、自分に合わない働き方に戻りたいとは思いません。

この先いつまでカフェを続けるかは分かりません。

でも少なくとも今は、自分が避けたかった働き方をせずに生活できています。

だから私は、この仕事を続けています。

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