カフェを開業するとき、「何を買えばいいのか」「設備にはどれくらいお金がかかるのか」は、多くの人が気になると思います。
この記事では、実際に個人でカフェを開業し、約3年間営業している私が、開業時に購入した設備を紹介します。
現在も使い続けているものを中心に紹介しているので、これから開業を考えている方の参考になれば嬉しいです。
※価格は開業当時の税抜価格です。現在は値上がりしている設備も多いと思います。
※物件取得費・内装工事費は含まず、設備・備品のみを紹介しています。
開業時に購入した主な設備
| 主な設備・サービス | 金額(税抜・約) |
|---|---|
| エスプレッソマシン(浄水器含む) | 46万円 |
| グラインダー | 16万円 |
| 自家焙煎機 | 50万円 |
| 冷凍冷蔵庫3台 | 65万円 |
| 製氷機 | 20万円 |
| ガスコンベクションオーブン | 30万円 |
| シンク・作業台・棚 | 18万円 |
| 大型機器の取り付け費用 | 28万円 |
| USEN(レジ・キャッシュレス・店内音楽・Wi-Fiなど初期費用) | 10万円 |
| その他(食器・細かな備品など) | 約50万円 |
| 合計 | 約333万円 |
※主な設備・備品の金額です。

開業時から使っているエスプレッソマシンとグラインダーエスプレッソマシンを選んだ理由
私のお店はワンオペ営業を前提にしていたため、開業前から業務用エスプレッソマシンを導入すると決めていました。
開業前は、1日に50杯程度のコーヒーを提供することを想定していたので、その杯数でも問題なく対応できるスペックを基準に選んでいます。
また、小規模店なので設置スペースにも限りがあります。
そのため、
- 業務用
- 2連
- コンパクト
という条件で探しました。
この条件で探すと、選べる機種はそれほど多くありません。
最終的には、スペックと価格のバランスを考えて現在の機種を選びました。
ワンオペでエスプレッソメニューを提供するなら、業務用エスプレッソマシンは導入した方が営業しやすいと思います。
一方で、ハンドドリップをメインにするお店なら、ここまで高価な設備は必須ではありません。
なお、エスプレッソマシンには浄水器を取り付けています。浄水器は毎年交換していますので、こうしたランニングコストも考えておく必要があります。
※以下に紹介するリンクには広告が含まれます。
ハンドドリップ中心で始める場合は、まずドリッパーやサーバーなどの器具からそろえる方法もあります。HARIOはカフェでも家庭でも使いやすい器具が多いので、開業前に必要なものを確認しておくとイメージしやすいです。
珈琲器具からキッチン用品まで豊富に取り揃えています【HARIO NETSHOP】焙煎機を導入した理由
自家焙煎機は開業時から導入しています。
理由は、日本政策金融公庫の融資が満額の1,000万円おりたことで、当初の予定より資金に余裕ができたからです。
また、自家焙煎にした方が利益率が上がることは、開業前から計算していました。
購入したのはAillio Bullet R1 V2です。
当時、約50万円で1kg焙煎できる手回し焙煎機以外の機種としては、私にとって一番条件に合う選択肢でした。

開業時に導入した自家焙煎機(Aillio Bullet R1 V2)取り付け費用も忘れずに
設備本体の価格は気にしていても、取り付け費用を見落とす人は意外と多いと思います。
私の場合は、大型厨房機器の取り付けだけで約28万円かかりました。
エスプレッソマシンは専用業者による設置が必要で、そのほかの大型厨房機器も設置してもらっています。
開業資金を考えるときは、本体価格だけでなく、こうした費用もあらかじめ見込んでおくことをおすすめします。
厨房機器は購入ルートも重要
厨房機器は、どこで購入するかによって価格が変わることがあります。
私も紹介を通じて購入したことで、かなり安く導入できました。
近隣のケーキ屋さんに聞いたところ、修行時代を含めて何度も開業や改装を経験している人は、メーカーと価格交渉をすることもあるそうです。
一方で、初めて開業する個人がメーカーと直接交渉するのは、現実的にはなかなか難しいと思います。
もし周りに飲食店を経営している知り合いがいるなら、利用している業者を紹介してもらえるか相談してみる価値はあります。
設備によっては、思っている以上に初期費用を抑えられるかもしれません。
設計士さんには依頼した方が安心
開業経験がないと、「どんな設備が必要か」だけでなく、「どんな厨房なら営業許可が取れるのか」も分かりません。
飲食店は、保健所の基準を満たした内装でなければ営業許可がおりません。
そのため、飲食店の設計に慣れた設計士さんには依頼した方が安心です。
私も厨房レイアウトや必要な設備を提案していただき、自分だけでは気付けなかったことがたくさんありました。
食器洗浄機は入れても良かった
食器洗浄機は最後まで導入を検討しましたが、厨房スペースの都合で設置を諦めました。
本体価格も高額だったため、開業当時は優先順位を下げることにしました。
ただ、約3年間営業してみると、想像以上に洗い物へ時間を取られることが分かりました。
もし今、同じ条件でもう一度お店を作るなら、スペースを確保して食器洗浄機を導入したいと思っています。
まとめ
開業時に購入した大型設備は、約3年間経った今でもほとんどそのまま使っています。
途中で細かな備品を買い足したことはありますが、「買わなければ良かった」と思う大型設備はありません。
初期費用を抑えることも大切ですが、必要な設備まで削ってしまうと、営業を始めてから後悔することもあります。
また、設備選びだけでなく、購入先や設計の段階で相談できる人がいるかどうかも、開業準備では大きな違いになります。
これから開業する方は、自分のお店の営業スタイルに合わせて、本当に必要な設備を選び、長く使えるものに投資することをおすすめします。

コメント