カフェを開業しようと思ったものの、何から始めれば良いのか分かりませんでした。
周囲に開業した人はいませんでしたし、本を読んでも具体的な手順までは分かりません。
開業資金はいくら必要なのか。
物件はどう探すのか。
創業計画書はどう書くのか。
融資はどう受けるのか。
分からないことだらけでした。
そこで私が選んだのが、東京にあるカフェ開業スクールでした。
費用はバリスタコースまで含めると総額で150万円ほどだったと思います。
安くはありませんでしたが、薬剤師として働いていたため支払えない金額ではありませんでした。
海外旅行などに使っていたお金を開業準備に回したような感覚です。
また、私は昔から人に相談するのがあまり得意ではありません。
無料相談などで一方的に時間をもらうことに少し抵抗があります。
その点、お金を払っているスクールであれば気兼ねなく質問できます。
今思うと、授業そのもの以上にその環境が自分には合っていたのかもしれません。
スクールで学んだこと
最初はカフェ総合コースに入りました。
このコースには開業について学ぶ授業と、カフェメニューの実習の両方が含まれていました。
授業は週1回で、曜日はいくつか用意されており都合の良い日を選べます。
開業についての授業では、
- 創業計画書の作り方
- 原価計算
- メニュー設計
- 物件探し
- 融資
などを学びました。
一方で、カフェメニューの実習はあまり自分には合いませんでした。
教え方やメニュー内容がしっくりこなかったためです。
そのため半年で総合コースを終えた後は、カフェメニューの授業はやめました。
代わりに、開業についての授業は継続しながら、バリスタコースへ進みました。
バリスタコースに進んだ理由
バリスタコースではエスプレッソマシンの使い方から始まり、ラテアートやコーヒーの知識を学び、最終的にはバリスタ資格も取得しました。
正直なところ、資格そのものが欲しかったわけではありません。
飲食店での勤務経験がほとんどなかったため、融資を受ける際に少しでもプラスになればと思ったからです。
実際、後になって振り返ると、半年間のカフェアルバイト経験とバリスタ資格は融資の際にも役立ったと思います。
バリスタコースには開業希望者だけではなく、
- 現役のカフェスタッフ
- 会社から研修として来ている人
- コーヒーが趣味の人
- 何となく興味があって来た人
など様々な人がいました。
1クラス10人前後だったと思います。
その中には実際に開業した人もいて、後に一度お店へ遊びに行ったこともあります。
ただ、その方は福島県で開業したため、東京からはなかなか行けません。
一番役に立ったこと
スクールで学んだ中で、一番役立ったのは創業計画書と物件探しでした。
どちらも独学ではかなり苦労したと思います。
特に創業計画書は、後に日本政策金融公庫の融資を受ける際に大きく役立ちました。
また、物件探しについても不動産会社の紹介を受けられたため、自力だけで探すよりかなり効率的でした。
スクールは必要だったのか
今なら通わないと思います。
開業の流れも分かっていますし、相談先も知っています。
インターネットにも情報はたくさんあります。
ただ、当時の私には必要でした。
開業経験者も周囲におらず、何から始めれば良いかも分かりませんでした。
スクールに通わなくても開業はできたと思います。
ただ、おそらくもっと時間がかかっていたはずです。
私にとってスクールは開業までの時間を買ったようなものだったのだと思います。

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