カフェを開業した初日のことは今でも覚えている

2023年6月27日。

私のカフェのオープン日です。

とはいえ、最初から通常営業だったわけではありません。

オープンから1週間ほどはプレオープンという形にしていました。

これはカフェ開業スクールで教わった方法です。

プレオープンとグランドオープンでイベントを分けることで、お店を知ってもらう機会が増えるからです。

プレオープン期間中はドリンクを少し安くしていたと思います。

当時はInstagramにも慣れておらず、告知もフィード投稿をした程度でした。

正直なところ、たくさん来ても対応できる自信がなかったので、それくらいでちょうど良かったのです。

開業前日は意外と普通だった

開業前日はかなり遅くまで準備をしていました。

やることは山ほどあります。

仕込みもありますし、備品の確認もしなければいけません。

緊張はしていましたが、それ以上に疲れていました。

そのため、意外にも普通に寝ました。

眠れないほど緊張するかと思っていましたが、そんな余裕はありませんでした。

最初のお客さん

最初のお客さんは近所に住むご夫婦でした。

開業準備をしている時に声をかけてくださった方で、

「オープンしたら行くね」

と言ってくれていたのを覚えています。

とても元気なご夫婦で、約束通り来店してくださいました。

その方々は当分の間頻繁に着てくれました。

最初の3日間は友人に手伝ってもらった

オープン直後の3日間は友人に手伝いに来てもらいました。

毎日違う友人が1人ずつです。

開業したばかりで慣れていない上に、レジの操作もまだ怪しかったので、とても助かりました。

ただ、この3日間で一つ分かったことがあります。

私は人と一緒に働くのがあまり向いていないということです。

お店が小さいので、人が一人増えるだけでもかなり気を使います。

友人相手ですらそう感じたので、

「これはバイトを雇うのは向いていないかもしれないな」

と思いました。

結果的に今でも基本は一人で営業しています。

一番焦ったのは大量テイクアウト

開業前は「お客さんが来なかったらどうしよう」とばかり考えていました。

ところが実際に困ったのは別のことでした。

近隣で働いている方がお昼休みに来店されると、

「職場のみんなの分もお願いします」

と、ドリンクやフードを5〜8個まとめて注文していくのです。

今なら問題なく対応できます。

しかし開業初日の私にはかなり大変でした。

ドリンクを作りながらフードも準備しなければなりません。

レジ操作もまだ慣れていません。

結果としてかなりお待たせしてしまいました。

その時間帯以外はそこまで混んでいなかったのですが、お昼休みだけは一気に忙しくなったのを覚えています。

売れると思っていたものは売れなかった

これも意外でした。

当時はアジサイプリンというメニューを出していました。

ミルクプリンの上に紫やピンクのゼリーをのせた、いわゆるインスタ映えを狙った商品です。

個人的には悪くないと思っていました。

しかし全く売れませんでした。

逆に、自分がそこまで期待していなかった商品が売れたりもします。

お客様が求めているものと、自分が売りたいものは必ずしも一致しない。

開業してすぐにそれを実感しました。

オペレーションも甘かった

開業前はメニューも考え、動線も考えたつもりでした。

しかし実際に営業してみると問題だらけです。

特に大変だったのがクロワッサンサンドでした。

当時は朝にクロワッサンを焼き、注文が入ってから具材を挟んで作っていました。

見た目と味は良いのですが、とにかく時間がかかります。

忙しくなると回りません。

そのため後からオペレーションを変更し、あらかじめサンドした状態で準備するようになりました。

実際に営業してみないと分からないことは本当に多かったです。

閉店後は感動より疲労だった

開業前は、

「開業したら達成感があるのかな」

と思っていました。

でも実際はそんな余裕はありませんでした。

閉店後に考えていたのは、翌日の仕込みと準備です。

疲れた。

本当にそれが一番近い感想でした。

そしてもう一つ思ったことがあります。

「やっと始まったな」

ということです。

融資、物件探し、内装工事。

長かった準備期間が終わり、ようやく営業を始めることができました。

ただ、その日に分かったこともあります。

開業することはゴールではなく、本当のスタートだったということです。

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