仕事は「好き・得意・需要」で選んだ

「好きなことは仕事にしない方がいい」と聞くことがあります。

好きなことを仕事にすると、嫌いになってしまうからだそうです。

私は、好きなことを仕事にするかどうかよりも、好き・得意・需要が重なるかの方が大事だと思っています。

私がカフェを選んだのも、この3つが重なったからでした。


カフェは趣味じゃなかった

開業前は、個人経営のカフェを巡るような趣味はありませんでした。

コーヒーは好きでしたが、カフェが好きだから自分でも開きたいと思ったわけではありません。

私がもともとやりたかったのは、自分のお店を持つことと、好きなものづくりを仕事にすることでした。


アクセサリーでは生活が見えなかった

ものづくりが好きだったので、アクセサリー作家になることも考えました。

実際にアクセサリーを作って、少し販売していた時期もあります。

ただ、アクセサリーだけで生活できるほど稼ぐビジョンは見えませんでした。

カフェなら簡単に稼げると思っていたわけではありません。

それでも、必要とする人がいて、きちんと経営すれば生活できる程度の売上は作れると思いました。

アクセサリーよりも、仕事として成立する姿を想像できたのがカフェでした。


一人で働ける仕事がよかった

私がカフェを選んだ大きな理由の一つは、一人で働けることです。

会社員として働いていた頃は、仕事内容そのものよりも、人と一緒に働くことに疲れる場面が多くありました。

次に仕事を選ぶなら、できるだけ同僚のいない仕事がいいと思っていました。

カフェなら、自分で店の規模や営業方法を決めれば、一人でも運営できます。

ものを作ることが好きで、一人で作業することも苦にならない。

その点でも、自分に合っていました。


好きなことは今も嫌いになっていない

カフェを仕事にしてからも、コーヒーやお菓子作りを嫌いにはなっていません。

新しい商品を考えたり、作り方を変えたりすることも今でも好きです。

同じものを作り続けるより、季節に合わせて商品を変えられるカフェの方が、自分には向いていたと思います。

開業前はほとんどしていなかったカフェ巡りも、開業後は勉強のためにするようになりました。

他のお店を見るようになって、以前よりカフェそのものにも興味を持つようになりました。


すべての仕事が好きである必要はない

カフェの仕事をすべて好きなわけではありません。

接客は特別好きでも嫌いでもありません。

SNSも、できれば積極的にやりたい仕事ではありません。

仕込みや掃除、経理など、楽しいとはいえない作業もあります。

それでも、仕事の中心にあるコーヒーやお菓子作りは好きです。

苦手なことも含まれていますが、続けられないほど嫌なことはありません。

仕事は、すべての作業を好きである必要はないと思っています。


「好き・得意・需要」が重なった

私にとってカフェは、

  • コーヒーやものづくりが好き
  • 一人で考えて作業することが得意
  • 飲食店としての需要がある

この3つが重なる仕事でした。

好きでも、需要がなければ生活できません。

需要があっても、自分に向いていなければ続けるのが苦しくなります。

得意でも、まったく好きではなければ、長く続けたいとは思えません。

3つが完全に同じ大きさでそろう仕事は、なかなかないと思います。

それでも、できるだけ重なる仕事を選ぶことはできます。

私の場合、その仕事がカフェでした。


カフェを選んでよかった

カフェを開業してよかったと思っています。

ただ、誰にでもカフェ開業を勧めるわけではありません。

自分がもう一度人生をやり直したとして、必ず同じ道を選ぶとも限りません。

それでも、当時の自分が持っていた経験や希望を考えると、カフェを選んだことは間違っていなかったと思います。

好きなことだけで選んだのではありません。

得意なことだけでも、稼げそうという理由だけでもありません。

好き・得意・需要が重なる場所を探した結果、カフェを選びました。


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