カフェの新商品は、思いつきだけでは決まりません。
季節感や流行、お店のお客様に合うかどうか。
さらに、作りやすさや材料の使い切りまで考えて決めています。
私のお店では3年間、毎月新商品を出し続けてきました。
今回は、その中で少しずつ見えてきた、新商品の考え方を紹介します。
① 毎月、新商品を出す
私のお店では、毎月新商品を出しています。
スイーツは2種類ほど入れ替え、ドリンクも1〜2種類ほど季節に合わせて変更したり、新商品を販売したりしています。
スコーンは余った材料も活用しているので、1〜2か月ごとに味を変えています。
毎月何かしら新しい商品があることで、常連さんにも楽しみにしていただけています。
② お客様の声も参考にする
新商品のアイデアは、自分で思いつくこともあれば、お客様からいただくこともあります。
「こんなの食べてみたい。」
「また販売してほしい。」
そんな声をいただいて、実際に商品化したことも何度もあります。
もちろん、すべてを作れるわけではありませんが、お店で無理なく提供できそうなら積極的に取り入れるようにしています。
③ 季節感を大切にする
季節の商品は、お客様にも分かりやすく興味を持っていただけます。
例えば、
- 春はいちご
- 夏はコーヒーゼリーやフルーツ
- 秋はかぼちゃやキャラメル
- 冬はチョコレートやナッツ
というように、その季節らしい食材を使うことが多いです。
また、一つの商品だけのために材料を買うことはあまりしません。
余った材料は翌月のスコーンやパウンドケーキに使うなど、できるだけ無駄が出ないように考えています。
④ 作り続けられる商品にする
美味しいだけでは続きません。
仕込みに時間がかかりすぎるものや、日持ちしないものは、ワンオペでは負担が大きくなってしまいます。
レシピも、何十回も試作することはありません。
だいたい1〜3回ほど試作して、「これならお店で続けられる」と思えたら販売しています。
毎月新商品を出すからこそ、続けられることも大切な条件です。
⑤ 流行は参考にする
新商品を考えるために、SNSやカフェ、コンビニなど、いろいろなものを見ています。
「今はこんな商品が人気なんだ。」
そんな情報は参考にします。
ただ、そのまま真似することはありません。
自分のお店で作れるか。
お客様に合っているか。
その視点で考えて、自分のお店らしい商品にしています。
⑥ 「美味しい」と「売れる」は違う
これは3年間営業して、一番実感したことかもしれません。
例えば、キャロットケーキは「また販売してください」という声をよくいただきます。
でも、実際に販売すると、そこまで売上は伸びません。
好きな人は本当に好きですが、
「にんじんのケーキ?」
「スパイスが苦手。」
という方も一定数いるからです。
柑橘タルトも、味には自信がありましたが、商品名が伝わりにくかったこともあり、思ったほど売れませんでした。
一方で、かぼちゃバスクチーズケーキは2年続けて人気の商品です。
美味しいことはもちろんですが、イメージしやすいことが売上には大きく影響すると感じています。
⑦ 売れる商品と話題になる商品は違う
新商品は、売上だけでなく話題性も大切だと思っています。
例えば、10月限定で販売している「かぼちゃプリン」。
最初から話題作りを狙っていたわけではありません。
「ハロウィンだし、お化けのメレンゲをのせたら可愛いかな。」
そのくらいの軽い気持ちで始めました。
すると、その写真をGoogleマップで見て来店してくださる方が増え、今では毎年楽しみにしてくださる方もいます。
また、チョコミントもSNSとの相性がとても良く、リールや投稿の閲覧数は普段とは桁が変わることもあります。
ただ、それがそのまま売上に結び付くわけではありません。
以前、常連さんからのリクエストでチョコミントを再販したことがあります。
でも、好きな人はとても好きな一方で、苦手な方も多い商品です。
いつものお客様だけでは販売数が伸びないことは分かっていたので、リール動画や投稿、ストーリーズをいつも以上に増やし、普段は来店されない方にも知っていただけるよう発信しました。
その結果、販売数を確保することができました。
万人受けする商品なら、そこまで発信しなくてもある程度売れていきます。
でも、好みが分かれる商品は、知っている人にしっかり届ける工夫が必要です。
3年間続けてきて感じるのは、
話題になる商品と、売れる商品は必ずしも同じではない。
ということです。
まとめ
新商品を考える時は、
- 季節感があるか
- 続けられる作り方か
- 材料を無駄なく使えるか
- 売れそうか
- 話題になるか
そんなことを毎月考えています。
正直、SNSは面倒だと思うこともあります。
でも、新商品を楽しみに来てくださるお客様もいます。
「今月は何かな。」
その楽しみを作ることも、新商品の大切な役割だと思っています。
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