カフェ開業で大きく失敗しなかった理由

カフェ開業を考えている人から相談されることがあります。

今回は、今のところ大きく失敗せずに営業を続けられている理由を書いてみます。

まず最初に言っておくと、成功かどうかは人によって定義が違います。

私の場合は、

  • 黒字で営業できている
  • 趣味も続けられている
  • 店が嫌になっていない

この3つを満たしている状態を成功と考えています。

その前提で、今振り返って思うことを書いてみます。

立地を重視した

一番大きいのは立地です。

遠くからわざわざ来てもらう店を作るには、それだけの価値が必要です。

強いブランドだったり、

圧倒的な商品力だったり、

SNSでの発信力だったり。

でも、それを作るには時間も労力もかかります。

私はそこに賭けるより、まず近隣の方に来てもらえる立地を選びました。

小さな個人店にとって、立地はやはり重要だと思います。

売上予測をかなり現実的に考えた

創業計画書を作る時も、かなり細かく売上予測をしました。

夢のある数字ではありません。

むしろ現実的すぎるくらいでした。

開業してみたら予想より売上が低かった、という話はよく聞きます。

私は逆に、そこまで大きなズレはありませんでした。

もちろん細かい違いはあります。

でも大枠では想定の範囲内でした。

人の行動を考えた

売上を考える時も、

「自分ならどうするか」

ではなく、

「多くの人はどう動くか」

を考えるようにしていました。

暑すぎる日や寒すぎる日は外出が減ります。

クリスマスやバレンタインは人が動きます。

PayPayなどの大型キャンペーンが終われば、その反動で客数が減ることもあります。

月初に新メニューを出せば新商品がよく出ます。

逆に月末は定番商品が伸びます。

店の連休前には来店が増えることもあります。

デリバリーも店頭販売と似たような動きをします。

また、待ち時間も重要です。

よほど特別な店でなければ、長時間待ってまで利用したい人は多くありません。

私自身もそうです。

美味しさだけでなく、利用しやすさも大切だと思っています。

薬剤師資格という保険があった

これはかなり大きかったと思います。

もしカフェがうまくいかなくても、派遣薬剤師として働くことはできます。

だから焦りがありませんでした。

「この店がダメになったら人生終わり」

とは思っていません。

精神的な余裕は経営にも影響すると思います。

徒歩圏内に住んだ

今は店から徒歩圏内に住んでいます。

これは思った以上に効果がありました。

通勤時間がほぼありません。

睡眠時間を確保しやすくなります。

忘れ物をしても取りに帰れます。

休みの日でも少しだけ仕込みに行くことができます。

小さなことですが、毎日の積み重ねでかなり差が出ます。

お客様に合わせて変えた

最初から今の形だったわけではありません。

コーヒーの焙煎度も変えました。

メニューも変えました。

席も変えました。

お客様が求めているものに合わせて、少しずつ変えています。

たまに店主のこだわりを貫くお店もあります。

それで成り立つなら問題ありません。

ただ、それは需要があるからできることだと思っています。

私はまずお客様に合わせる方を選びました。

嫌なことを続けなかった

これは結構大きいと思います。

商店街も途中でやめました。

福袋も一度やって十分だと思いました。

合わないと思ったことは続けません。

もちろん、すぐにやめるわけではありません。

ある程度は試します。

でも続けること自体を目的にはしません。

黒字でも嫌になってしまったら意味がないと思っています。

Googleマップの口コミを見ない

私はGoogleマップの口コミをほとんど見ません。

ワンオペの場合、良い評価も悪い評価も全部自分に向きます。

人によっては励みになると思いますが、私には向いていませんでした。

その代わり、インスタのコメントや店頭での反応は見ています。

一度はやってみたかった

最後は意外と単純です。

私は昔から強い夢があるタイプではありません。

やりたいこともそれほど多くありません。

だからこそ、

「少しでもやってみたいと思ったことは一度やる」

と決めています。

カフェもその一つでした。

やらなかったら、多分ずっと気になっていたと思います。

振り返って思うこと

特別なことをしたとは思っていません。

ただ、人の行動や数字についてはかなり細かく考えていました。

特にお金のことは開業前から何度も計算しています。

夢だけで始めなかったことは大きかったと思います。

飲食店は簡単に儲かる仕事ではありません。

その前提で始めたからこそ、今のところ大きく外れなかったのかもしれません。

そして何より、今でも嫌にならずに続けられています。

私にとっては、それが一番大きい成功だと思っています。

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