カフェ開業に必要な資格はある?ワンオペ店主が実体験で解説

「カフェを開業したいけど、資格は必要ですか?」

これはよく検索される内容です。

結論から言うと、カフェを開業するために特別な国家資格は必要ありません。

ただし、お店を営業するためには取得しておく資格や、保健所の営業許可があります。

今回は、実際に開業してみて感じた「本当に必要だったもの」について書いてみます。

※必要な資格・許可や施設基準は、営業内容や自治体によって異なります。この記事は私が開業した際の事例です。具体的な条件は、出店予定地域の保健所へ確認してください。

カフェ開業に必要な資格・許可

私が取得したのは次の3つです。

【資格】

  • 食品衛生責任者

【許可】

  • 飲食店営業許可
  • 菓子製造業許可

食品衛生責任者は講習を受ければ取得できます。

難しい資格ではなく、比較的誰でも取得できます。

菓子製造業許可は必須ではありませんが、私は取得しました。

理由は、焼き菓子の販売だけでなく、マルシェへの出店や卸販売も考えていたからです。

実際には卸販売はしていませんが、ギフト販売にも役立っています。

営業形態によって必要な許可は変わるので、自分がどんなお店にしたいのかを先に考えておくことが大切です。

また、飲食店営業許可や菓子製造業許可には施設基準があります。

私は自分で設計できる知識はなかったので、飲食店の実績が多い設計士さんにお願いしました。

自分でも何社か話を聞きましたが、正直、素人には良し悪しは分かりませんでした。

飲食店営業許可や菓子製造業許可には施設基準があるので、飲食店の実績が豊富な方へお願いするのが安心だと思います。

バリスタ資格は必要?

バリスタ資格は必要ありません。

ただ、ラテアートはできた方がいいと思います。

ラテアートだけを目的に来店される方はそこまで多くありません。

でも、きれいなラテアートは喜んでもらえます。

逆に、あまりに下手だと、コーヒーをよく飲む方は離れてしまうこともあります。

資格そのものより、お客様が満足できるレベルの技術があることの方が大切だと思っています。

日本一を目指す必要はありません。

ただ、最低限「また来たい」と思ってもらえるレベルは必要だと感じています。

コーヒーの知識はどのくらい必要?

コーヒーの知識も、最低限あれば十分だと思っています。

私はコーヒー好きのお客様と普通に話せるくらいの知識は身につけました。

でも、それ以上の専門知識を競うような営業はしていません。

あえて「スペシャルティコーヒー専門店」のような打ち出し方もしていません。

もちろん、そのようなお店は商品単価を上げやすいという強みがあります。

ただ、私はマニア向けではなく、気軽にコーヒーを楽しんでもらえる店を目指しました。

店のコンセプトによって、必要な知識の深さは変わると思います。

カフェスクールは私には役立った

カフェスクールは私には役立ちました。

資格を取るためではなく、開業までの時間を短縮するためです。

設備やレイアウト、お金の考え方、不動産会社や業者の紹介まで、一人で調べる時間をお金で買ったような感覚でした。

ただ、費用は安くありません。

私には合っていましたが、人には必ずしもおすすめしません。

一番役立ったのは資格より経験

今振り返ると、一番役立ったのは資格よりも今まで働いてきた経験でした。

接客は薬剤師として働く中で身につきました。

昔は接客が得意ではありませんでしたが、仕事を通して自然と慣れていきました。

そして、長時間働くことに慣れたのは化粧品メーカーの品質管理時代です。

忙しい職場だったので、体力面でも精神面でもかなり鍛えられました。

その経験があったからこそ、カフェを始めてからも「これくらいなら大丈夫」と思えた場面は多かったです。

資格より大切だったこと

実際に開業して思うのは、資格より大切なことがたくさんありました。

立地をよく考えること。

売上や経費を現実的に計算すること。

人の行動を考えて営業すること。

そして、「好きだから何とかなる」と夢を見すぎないことです。

私は開業前に、売上や経費をかなり細かく計算しました。

「何となく大丈夫だろう」ではなく、現実的な数字で判断したことは、結果的に良かったと思っています。

まとめ

カフェを開業するために、特別な国家資格は必要ありません。

必要な手続きと開業資金を準備できれば、お店を始めること自体はできます。

カフェは開業するだけなら、それほど難しくありません。

本当に難しいのは、その後も続けることです。

だから私は、資格を増やすことよりも、数字を現実的に見て、「この店を続けられるか」を考えることの方が大切だと思っています。

資格や許可はスタートラインに立つためのもの。

お店を続けられるかどうかは、それとはまた別の力が必要だと感じています。

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