個人カフェがMEO対策業者を3年で解約した理由|月1万5,000円を払って分かったこと

東京都足立区で約7坪の小さなカフェを経営しています。

2023年に開業し、その年の9月頃からMEO対策を行う業者と契約していました。

月額は約1万5,000円。2026年8月まで約3年間利用したので、単純計算すると概算で約54万円を支払ったことになります。

最終的には解約しましたが、「MEO対策に効果がなかった」という話ではありません。

私の場合、約3年間利用してもMEO対策による集客効果がどの程度あったのか分からず、開業当初と比べて集客も安定してきたため、固定費を減らすことにしました。

この記事では、開業直後にMEO業者と契約してから解約するまでの実体験と、約3年間利用して感じたことをまとめます。

開業直後にMEO対策業者と契約した

契約したのは、カフェを開業して間もない2023年9月頃です。

きっかけは業者からの営業電話でした。

電話で話したあと、「一度会って説明しましょう」という流れになり、実際に話を聞いて契約しました。

当時は開業したばかりで、実際にまだ客数も十分ではありませんでした。

もともと広告宣伝費については月2万円以内なら使ってもいいと考えていたので、月約1万5,000円なら予算内です。

MEO対策という言葉も知っていて、店舗ならGoogleマップの対策も必要だろうと思っていたため、

「どこかに頼むなら、ここでもいいかな」

という感覚で契約しました。

Googleマップへの店舗登録は自分で済ませていた

MEO業者と契約する前に、Googleマップへの店舗登録は自分で行っていました。

業者にGoogleマップへの新規登録を依頼したわけではありません。

Googleビジネスプロフィールは無料で利用でき、対象となる店舗であれば自分で追加・申請できます。

つまり、Googleマップに店舗を登録することと、有料のMEO業者に運用を依頼することは別です。

私の場合はすでに登録済みのGoogleビジネスプロフィールについて、情報の更新や検索での表示を意識した運用などを依頼する形でした。

MEO業者に依頼していた内容

契約から約3年経っているため、当時説明された細かいサービス内容をすべて覚えているわけではありません。

契約時には一通り説明を受けたはずですが、現在覚えているのは主に、

  • Instagramとの連携
  • Googleマップ上の店舗情報の更新
  • 検索で上位に表示されるための対策
  • 定期的なレポートの提供

などです。

Instagramと連携していて、Instagramに投稿するとGoogleマップ側にも投稿されるようになっていました。

Googleマップで上位に表示されることは、契約当初は重要だと思っていました。

ただ、営業を続けているうちに一つ疑問も出てきました。

私の店の周辺には、同じような業態の競合店がそれほど多くありません。

そのため、地域名とカフェなどで検索したときに上の方へ表示されていても、MEO対策によるものなのか、もともと周囲に競合が少ないことが影響しているのか、私には判断できませんでした。

約3年間で支払った金額は概算約54万円

契約内容と結果をまとめると、次のようになります。

契約内容結果
契約開始2023年9月頃
契約終了2026年8月
利用期間約3年間
月額料金約1万5,000円
支払総額概算約54万円
主な作業Instagram連携、Googleマップ情報の更新、レポート提供など
効果自分では確認できなかった
解約理由固定費削減と集客の安定
現在の対策特別なMEO対策はしていない

開始時期などに多少のずれがある可能性があるため、総額は概算です。

月約1万5,000円なので、年間では約18万円。約3年間なら54万円ほどになります。

契約した当時は広告宣伝費として月2万円以内なら予算内と考えていたため、月額料金そのものが高すぎると思って契約したわけではありません。

ただ、3年間続けるとまとまった金額になります。

店舗経営では、このような毎月の支払いが積み重なって固定費になります。

私のカフェで実際にかかっている固定費については、こちらの記事でまとめています。

7坪の個人カフェの固定費はこちら

MEO対策の集客効果は判断が難しかった

約3年間利用して一番分からなかったのが、実際の来店にどの程度つながったのかです。

Googleビジネスプロフィールでは、表示回数や経路検索などの数字を確認できます。

ただ、その数字が増えたからといって、MEO対策によって実際に何人来店したのかまでは分かりません。

私の店では電話対応をしていないため、電話経由の問い合わせを成果として見ることもできません。

実際の来店で確認するなら、新規のお客さんに毎回、

「何を見てこの店を知りましたか?」

と聞く方法もあります。

ただ、営業しながら新規客全員に確認し続けるのは現実的には難しいです。

さらに「Googleマップを見た」と言われても、その人が業者による対策があったから店を見つけたのか、普通に検索しても見つけていたのかまでは分かりません。

業者へ依頼していない期間と比較する方法もありますが、その間にも店の認知度や口コミ数などは変わっていきます。

MEOに限らず、こうした店舗向けの広告や集客サービスは、何が実際の来店につながったのかを正確に判断するのが難しいと感じます。

そのため、私は「MEO対策に効果がなかった」とは考えていません。

単純に、自分の店ではどの程度効果があったのか確認できなかったというのが一番近いです。

レポートは届いていたが途中から見なくなった

業者からは定期的にレポートが届いていました。

契約当初は確認していましたが、途中からほとんど見なくなりました。

これは業者から報告がなかったという話ではありません。

レポート自体はきちんと提供されていました。

ただ、見ているうちに、

「この数字を見て、結局何を判断すればいいんだろう?」

と思うようになったのも、確認しなくなった理由の一つです。

表示回数などが分かっても、それが実際の来店や売上にどの程度つながったのかは分かりません。

店舗の営業をしながら仕入れ、経理、新商品の準備などもしていると、次第にレポートを見る優先順位も下がっていきました。

今振り返ると、レポートを受け取るだけではなく、契約した時点で何の数字を見て継続するかどうか判断するのかまで決めておいた方がよかったと思います。

2025年に一度解約しようとした

2025年にも一度、解約しようとしています。

ところが、私の契約には1年単位の契約期間があり、解約を申し出られる時期も決まっていました。

私が問い合わせたときには指定された受付時期を過ぎていたため、その年は解約できず、さらに1年間継続することになりました。

私の契約では、更新時期に合わせて約3か月前に連絡する必要がありました。

また、早ければいつでも解約申請を出せるわけではなく、早すぎる時期の申請も受け付けてもらえませんでした。

この条件についても契約時には説明を受けていたはずですが、長期間利用するうちに私が忘れていました。

なお、これはあくまで私が契約していたサービスの条件です。

すべてのMEO業者が同じ契約期間や解約方法ではありません。

長期契約のサービスを利用する場合は、月額料金だけでなく、契約期間や更新時期、解約できる期間も確認しておいた方がいいと思います。

2026年に解約した一番の理由は固定費

2026年5月に改めて解約を申し出て、8月で契約を終了しました。

前年に解約時期について問い合わせていたこともあり、今回は比較的スムーズに手続きできました。

一番の理由は固定費の削減です。

開業当初は実際に客数が足りていなかったため、集客のために月約1万5,000円を使うことには納得していました。

しかし、開業から約3年が経ち、現在は集客もある程度安定しています。

そこで、効果を自分では判断できていないサービスに年間約18万円を払い続けるより、固定費を減らすことにしました。

MEO業者のサービスが悪かったから解約したわけではありません。

店の状況が開業当初とは変わり、月約1万5,000円を払って運用を依頼し続ける必要性が低くなったという判断です。

解約後は特別なMEO対策をしていない

現在はMEO業者とは契約しておらず、自分でも特別なMEO対策はしていません。

Googleビジネスプロフィールはそのまま利用しています。

解約からまだ期間が短いため、長期的な影響までは判断できませんが、現時点では集客に大きな変化は感じていません。

そもそも実店舗の場合、お客さんが店を知るきっかけはGoogleマップだけではありません。

私の店でも、近くのケーキ屋さんや花屋さんと知り合いになり、そちらのお客さんに店を紹介してもらって来店につながったことがあります。

デリバリーで初めて店を利用したあと、実店舗へ来てくれた人もいます。

Uber Eats・出前館・ロケットナウの利用実績はこちら

もちろん、店の前を通って知る人や、Instagramなど別の経路から知る人もいます。

こうした複数の経路から新しいお客さんが来るため、なおさら一つの集客施策だけの効果を切り分けるのは難しいと感じています。

Googleビジネスプロフィールの管理権限も確認した

MEO業者との契約終了後には、Googleビジネスプロフィールの管理権限も確認しました。

私の場合は、業者と契約する前に自分でGoogleビジネスプロフィールを登録していたため、自分が店舗の管理権限を持った状態で運用していました。

Googleビジネスプロフィールでは、オーナーと管理者で利用できる権限が異なります。

外部業者へ運用を依頼する場合でも、自分の店舗の管理権限がどうなっているのかは把握しておいた方がいいと思います。

私の場合、解約後に「ユーザーとアクセス権」を確認すると、自分だけになっており、業者のアクセス権限は残っていませんでした。

契約終了時には、料金や契約だけでなく、こうした外部サービスのアクセス権限も一度確認しておくと安心です。

MEO業者へ依頼するなら何を確認するか

私は今後MEO業者へ依頼する予定はなく、必要になったとしても、まずは自分でGoogleビジネスプロフィールを管理すると思います。

ただ、外部へ運用を依頼すること自体が悪いとは思いません。

自分で情報を更新する時間がない店舗や、Googleビジネスプロフィールをどう運用すればいいか分からない場合には、外部へ任せる選択肢もあります。

依頼するのであれば、

  • 具体的に何をしてもらえるのか
  • 何を見て効果を判断するのか
  • 月額だけでなく年間でいくらかかるのか
  • 契約期間や更新方法
  • 解約できる時期
  • Googleビジネスプロフィールの管理権限

あたりは最初に確認しておいた方がいいと思います。

特に難しいのが効果の判断です。

検索での表示や経路検索など、Googleビジネスプロフィール上の数字を見るのか。それとも実際の新規来店まで確認するのか。

ここが曖昧なままだと、私のように長く利用したあとで「結局どのくらい効果があったのか分からない」となりやすいと思います。

MEO業者が必要かは店舗によって違う

私は現在、自分で管理する方法を選んでいますが、すべての店舗にそれが合うとは思いません。

Googleビジネスプロフィールを確認する時間がない、情報更新まで手が回らない、自分で調べながら運用するのが難しいという場合には、外部へ任せるメリットもあります。

一方、自分で店舗情報を更新できるのであれば、まず自分で運用してみる方法もあります。

Googleビジネスプロフィールへの店舗登録自体は無料です。

私自身が今から開業するとしたら、現在は調べる手段も増えているので、まずは自分でやってみると思います。

まとめ

私は開業直後、まだ客数が十分ではなかった時期にMEO業者と契約し、約3年間利用しました。

月約1万5,000円、総額では概算約54万円です。

当時は広告宣伝費の予算内だったので利用しましたが、現在は集客が安定し、効果も自分では判断できなかったため解約しました。

MEO業者を利用すること自体が良い悪いというより、店の状況に合っているか、支払っている費用に対して何を得られているのかを定期的に見直すことが大切だと思います。

私の場合は、開業から3年経ったところが、その固定費を見直すタイミングになりました。

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