
個人でカフェを経営していると、毎日の売上だけでなく、仕入れ、家賃、光熱費、備品など、さまざまなお金が動きます。
私は2023年6月の開業時から「マネーフォワード クラウド確定申告」を使っていて、現在4年目です。銀行口座やクレジットカード、POSレジを連携し、毎年の確定申告も自分で行っています。
会計ソフトには、ほかにもfreee会計、やよいの青色申告 オンライン、タックスナップなどがあります。
この記事では、私が実際に使っているマネーフォワードの使用感を中心に、ほかの3サービスについては2026年8月時点の公式情報をもとに比較します。
※本記事には広告リンクが含まれています。実際に利用しているのはマネーフォワード クラウド確定申告のみで、その他のサービスは公式情報をもとに比較しています。
私が4年目も使い続けているプランの機能や最新料金は、公式ページで確認できます。
自動化でカンタンに書類作成 マネーフォワード クラウド確定申告マネーフォワードを開業時から使って現在4年目
私が使っているのは「マネーフォワード クラウド確定申告」のパーソナルプランです。
2023年6月から利用を始め、そのまま現在まで使っています。
これまでは月払いで契約していましたが、この記事を書くために料金を改めて確認すると、年払いの方が年間4,800円(税抜)安くなることが分かりました。
今後も使う予定なので、年払いへ変更することにしました。
なお、さらに安いパーソナルミニもありますが、消費税申告には対応していません。消費税申告まで行う場合はパーソナル以上が必要です。
私が普段マネーフォワードでやっていること
普段は銀行口座とクレジットカードを連携し、店舗で使っているPOSレジの売上も取り込んでいます。
現金で支払ったものについてはレシートを保管し、写真を撮って読み込ませています。
パーソナルプランでは、AI-OCRによるレシートなどの読み取りが月30件まで追加料金なしで、31件目以降は1件20円(税抜)の追加料金がかかります。
一人で店の営業と経理をしているので、連携できるものは取り込み、手入力する量を減らせるのが一番便利だと感じています。
また、マネーフォワードには確定申告以外のサービスもあり、私も必要になったときに見積書や請求書を何度か作成しています。
開業から確定申告まで使っている
開業時には、開業届と青色申告に関する書類もマネーフォワードを使って作成・提出しました。
その後は日々の帳簿付けから毎年の確定申告まで使っています。
最初は操作が少し分かりにくく感じましたが、普段使う機能はある程度決まっているので、慣れてからは特に困っていません。サポートを利用したこともありません。
マネーフォワードを使って確定申告をした体験については、別の記事にもまとめています。
簿記3級は持っていたけれど、実際の帳簿付けは初めてだった
私は簿記3級を持っていましたが、会計の知識を仕事で使った経験はなく、自分の事業の帳簿を付けるのも初めてでした。
そのため、開業したばかりの頃は仕訳が分からないことも多く、パソコンを持って管轄の税務署へ相談に行ったこともあります。
ただ、税務署で会計ソフトの具体的な入力方法まですべて教えてもらえるわけではなかったので、その後は自分でも調べながら処理してきました。
それでも、初めて自分で申告するなら、一度管轄の税務署へ相談してみるのもいいと思います。どのような相談ができるのか分かりますし、実際に申告する税務署の雰囲気を知る機会にもなりました。
私の場合は、現在まで税理士には依頼していません。店の利益規模を考えると、今のところは税理士費用をかけずに自分で申告しています。
ただ、利益が大きくなった場合や取引が複雑になった場合、税務上の判断に迷うことが増えた場合などは、税理士へ依頼した方が安全だったり、費用以上のメリットが出たりすることもあると思います。
個人事業主向け会計ソフト4社を比較
ここから紹介するfreee、弥生、タックスナップについては、私自身の使用経験ではなく、2026年8月時点の公式情報をもとにしています。
料金は各社の最安プランではなく、消費税申告までできるプランで揃えました。マネーフォワードとfreeeは最安プランでは消費税申告ができないためです。
| サービス | 比較プラン | 年払い料金(税抜) | 月額換算 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド確定申告 | パーソナル | 15,360円 | 1,280円 | 確定申告以外の事業向けサービスも多い |
| freee会計 | スタンダード | 23,760円 | 1,980円 | 会計知識が少なくても進めやすい設計 |
| やよいの青色申告 オンライン | セルフ | 初年度0円/ 次年度以降11,800円 | 次年度以降 約983円 | クラウド型のほか、パソコンにインストールする製品もある |
| タックスナップ | カンタン | 11,760円 | 980円 | スマホ中心で経理から申告まで進められる |
※2026年8月時点。月額換算は年払い料金を12カ月で割った金額です。料金・プラン・キャンペーンは変更される場合があります。
同じ会計ソフトでも、それぞれ特徴が少し違います。
マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワードは、確定申告だけでなく、請求書や契約書など事業向けのサービスが複数用意されています。パーソナルプランでは、消費税申告、AI-OCRによる仕訳候補の作成、経営状況のレポート確認なども利用できます。
私自身はすべてのサービスを使っているわけではなく、普段は帳簿や確定申告が中心です。必要なときに見積書や請求書も使っています。
確定申告だけでなく、請求書などほかの業務にも同じマネーフォワードのサービスを使えるのが特徴です。
自動化でカンタンに書類作成 マネーフォワード クラウド確定申告freee会計
freeeは、会計や簿記に詳しくない人でも使うことを意識した設計が特徴です。
確定申告では、画面に表示される○×形式の質問に答えながら必要な情報を入力し、申告書を作成して電子申告まで進められます。銀行やクレジットカードの明細も自動取得できます。
個人事業主向けのスターターは料金を抑えられますが、消費税申告には対応していません。
今回比較しているスタンダードは、年払いで年間23,760円(税抜)、月額換算1,980円です。消費税申告にも対応しています。
会計用語を一つずつ理解して入力するより、画面の案内に沿って進めたい人には分かりやすい選択肢だと思います。
クラウド会計シェア No.1【freee会計】やよいの青色申告 オンライン
弥生には、クラウド上で使う「やよいの青色申告 オンライン」のほかに、パソコンにインストールして使う「やよいの青色申告」もあります。今回比較しているのはクラウド型です。
クラウド型のセルフプランは年間11,800円(税抜)で、月額換算すると約983円です。
現在は初年度0円のキャンペーン中で、無料期間終了後は年額11,800円(税抜)です。キャンペーン内容は変更される場合があるため、申し込み前に公式ページで確認してください。
セルフ、ベーシック、トータルの3プランがありますが、利用できる会計機能は共通しています。セルフでも確定申告書・消費税申告書の作成、e-Tax、金融機関連携、POSレジ連携、スマートフォンアプリなどを利用でき、上位プランとの主な違いはサポート内容です。
また、弥生は会計事務所との連携にも力を入れています。会計事務所などを対象とした「弥生PAP」には、2026年3月時点で14,000以上の事務所が加入しています。
現在は自分で帳簿を付けていても、将来的に税理士へ依頼する予定があるなら、依頼先がどの会計ソフトを使っているかも確認しておくといいと思います。
費用を抑えて青色申告を始めたい方は、無料期間や現在のプラン内容を確認してみてください。
やよいの青色申告オンラインタックスナップ
タックスナップは、スマートフォンを中心に経理から確定申告まで進められるサービスです。
カンタンプランでも確定申告だけでなく消費税申告に対応していて、年払いでは年間11,760円(税抜)、月額換算980円です。
上位の安心プランでは「丸投げ仕分け」や税務調査リスクチェックなど、仕訳や申告前の確認を減らすための機能が追加されます。
ほかの3社と比べても「スマホで経理を済ませる」という方向性が分かりやすく、パソコンで会計ソフトを使う時間をできるだけ減らしたい人には比較しやすいサービスです。
パソコンを開かずスマホ中心で経理を進めたい方は、14日間の無料トライアルで操作感を確認できます。
【タックスナップ】AIや自動化も会計ソフト選びの基準になる
最近は、会計ソフトにも入力作業を減らすためのAIや自動化機能が増えています。
例えば、私が使っているマネーフォワードでは、レシートをAI-OCRで読み取って仕訳候補を作成できます。freeeも銀行・カード明細の自動取得やレシートの読み取りに対応しています。タックスナップは上位プランで「丸投げ仕分け」を提供するなど、サービスによって自動化の方法も違います。
ただ、AI機能があるかどうかだけで選ぶより、普段使っている銀行、カード、POSレジなどを連携できるか、レシートをどう処理できるかまで確認した方が、実際の経理作業には影響すると思います。
今後はAPIなどを通じた外部AIとの連携も比較項目になりそうですが、現時点では補助的に確認する程度でよさそうです。
個人カフェならどれが向いているか
4社を比較すると、「どれが一番いいか」というより、何を重視するかで選びやすくなります。
マネーフォワードは、会計だけでなく請求書など事業に必要なサービスも同じ系列で使いたい場合。
freeeは、会計知識が少なく、画面の案内に沿って経理や確定申告を進めたい場合。
弥生は、クラウド型とパソコンにインストールするタイプから選びたい場合や、将来的な会計事務所との連携も考えている場合。
タックスナップは、スマートフォンを中心に経理や確定申告を済ませたい場合。
このくらいの違いから候補を絞って、その後に料金や自分が使っている銀行・カード・POSレジとの連携を確認する方が選びやすいと思います。
無料体験が用意されているサービスなら、実際の画面を確認してから決める方法もあります。
まとめ
私は2023年6月のカフェ開業時からマネーフォワード クラウド確定申告を使い、現在4年目です。
普段は銀行口座、クレジットカード、POSレジからデータを取り込み、現金払いのレシートは写真で読み取らせています。最初は仕訳で迷うこともありましたが、現在は自分で帳簿を付けて確定申告まで行っています。
今回4社を比較してみると、料金だけでなく、freeeのように会計知識が少ない人を意識したもの、弥生のようにクラウド型とインストール型の両方を展開しているもの、タックスナップのようにスマホ中心で使うものなど、それぞれ方向性が違います。
まずは自分がどのように経理をしたいかで候補を絞り、料金や必要な機能、普段使っているサービスとの連携を確認して選ぶのが分かりやすいと思います。
マネーフォワードを使った感想については、こちらの記事にもまとめています。


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