会社員を卒業したら、カフェの店主になっていた話

はじめまして。

このブログ「会社員を卒業したら、カフェの店主になっていた話」を運営している、元薬剤師のカフェ店主です。

今は小さなカフェを経営していますが、最初からカフェをやりたかったわけではありません。

化粧品メーカー、薬剤師、派遣薬剤師、ハンドメイド販売。

いろいろ経験していたら、気が付けばカフェの店主になっていました。

このブログでは、そんな私の経験や働き方について発信していこうと思います。

化粧品メーカーで働いていた頃

新卒で入社したのは化粧品メーカーの品質管理でした。

ブラック企業気味であることは分かっていました。

本当は研究開発の仕事がしたくて入社しました。

ただ、大手メーカーの研究開発職は院卒採用が中心です。そこでまずは品質管理として経験を積み、将来的に研究開発へ異動するか、経験者として転職できればと考えていました。

転職率の高い中小企業なら、異動のチャンスもあるかもしれないと思ったのです。

しかし現実はそううまくいきませんでした。社長の指示で一時的に本社の営業事務へ異動したことはありましたが、研究開発へ進むことはなく、品質管理のまま3年が過ぎました。

希望は叶わず、社宅にいられる期限の3年で退職しました。

薬剤師として働く

薬剤師資格を持っていたこともあり、次に選んだのはドラッグストアでした。

薬剤師の業務には全く興味がなく、薬学部に行ったのも親の勧めでした。

給料は良く、仕事も忙しかったのですが、ずっと退屈さを感じていました。特別嫌なことがあったわけではありません。それでも仕事にも職場にもなかなか愛着を持てず、「あと何十年もこれを続けるのか」と考えることが増えていきました。

当時は出勤するたびに「なんで現実にはスキップ機能がないんだろう」と本気で考えていました。休日だけになったらいいのに、とすら思っていたくらいです。

さらに、転勤の辞令が出て静岡に行った時の上司との価値観の違いにかなり苦労しました。

また、静岡に転勤していた頃はコロナ禍でもあり、比較的時間に余裕があったことからハンドメイド販売も始めました。

決して大きく成功したわけではありませんが、自分で作ったものを自分で売る経験は新鮮でした。

会社から与えられた仕事ではなく、自分で考え、自分でお金を生み出す。その面白さを初めて知ったのもこの頃です。

そんな経験や職場での出来事もあり、「できれば自分で仕事を作りたい」と考えるようになりました。

カフェを開きたいと思った理由

もともとコーヒーは好きでしたが、当時は今ほどカフェ巡りをするタイプではありませんでした。

どちらかというと、お菓子作りやアクセサリー作りなど、何かを作ることが好きだったと思います。

ハンドメイド販売をしていたこともあり、少しずつ「いつか自分の店舗を持ってみたい」と考えるようになりました。

ただ、その時点では何のお店にするかまでは決まっていませんでした。

雑貨屋にするか、カフェにするか。しばらく迷っていた時期もあります。

どちらも自分の好きなことではありましたが、事業として続けていくことを考えると、カフェの方が現実的に成り立つ可能性が高そうだと感じました。

もちろん簡単なことではありません。

物件探し、お金のこと、経営のこと。分からないことだらけでした。

それでも静岡で働いていた頃には開業を決意していたため、関東へ戻った後は派遣薬剤師をしつつ、カフェスクールに通いながら準備を進めることにしました。

派遣薬剤師という選択

派遣という働き方は、会社員時代には想像していなかった選択です。

開業資金を貯めながらカフェスクールに通うには都合が良く、私には合っていました。

派遣会社によって条件や対応に差があったため、途中で別の派遣会社へ移ったこともあります。

また、私は昔から一つの職場に長くいるのが苦手でした。

最初はどの職場も新鮮なのですが、数か月もすると仕事に慣れて飽きてしまいます。人間関係も、距離が近くなるほど面倒に感じることが増えていきました。

そのため、派遣では2〜3か月ごとに職場を変えながら働いていました。気が付けば、勤務した薬局やドラッグストアは10か所を超えています。

日本政策金融公庫の融資

カフェの開業スクールでは、調理や経営だけでなく、創業計画書の作成や物件探しについても学びました。

スクールを卒業したらできるだけ早く開業したいと思っていたため、在学中から半年ほどかけて物件探しも進めていました。

開業資金については、日本政策金融公庫へ相談し、融資を受けることにしました。

面談は緊張しましたし、創業計画書の作成も簡単ではありませんでした。

創業計画書自体は1枚の書類ですが、その内容を説明するための資料をたくさん作りました。

売上予測やコンセプト、立地調査などをまとめていくうちに、気が付けば10枚以上になっていました。

飲食の仕事経験が少なかったからこそ、とにかく準備だけはしようと思っていたのです。

おかげで無事に融資を受けることができ、開業への大きな一歩を踏み出すことができました。

今振り返ると、この経験も貴重な財産になっています。

気付けばカフェの店主になっていた

現在は小さなカフェを経営しています。

自家焙煎のコーヒーを提供し、焼き菓子を作り、お客様を迎える毎日です。

もちろん大変なこともあります。

正直なところ、お金だけを考えれば会社員や派遣薬剤師の方が効率よく稼げていました。

カフェ経営は労力の割に儲かる仕事ではありませんし、休みも会社員時代ほど気軽ではありません。

それでも、以前のように毎日「早く休日にならないかな」と考えることはなくなりました。

自分で選んだ仕事をしているという感覚は、私にとって思っていた以上に大きかったようです。

このブログで発信すること

このブログでは、

  • 薬剤師の働き方
  • 派遣薬剤師の実体験
  • 副業やハンドメイド販売
  • カフェ開業
  • 小さなお店の経営
  • 会社員を辞めるまでの過程

について発信していきます。

今の仕事に違和感を感じている人。

転職や独立を考えている人。

いつか自分のお店を持ちたいと思っている人。

そんな方の参考になれば嬉しいです。

振り返ってみると、私は一つの仕事を極めるというより、その時々で自分にとって面白そうなことや納得できる選択をしてきたように思います。

化粧品メーカーから薬剤師へ、派遣薬剤師へ、そしてカフェの店主へ。

一見するとまとまりのない経歴かもしれませんが、自分としてはその時々で一番良さそうだと思った道を選んできただけです。

今の生活は気に入っていますが、この先もずっと同じことをしているかは分かりません。

また興味のあることが見つかれば、違うことを始めているかもしれません。

ただ、それも含めて、自分のできることの中でその時々の最善を選んできた結果なのだと思っています。

このブログが、同じように働き方や生き方を考えている人の参考になれば嬉しいです。

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